これから『Call of Duty』を始めたいという方のガイドになればと、FPSの基本的なところをご案内します。
操作についてはコントローラーを用いた家庭用ゲーム機(PlayStation 4/5、XBOX series X|S)についてになります。
FPS操作の基本
「FPS」とは、Forst Person Shooting(ファーストパーションシューティング)、一人称視点の撃ち合いを楽しむゲームです。
操作しているキャラクターの視点=自分の視点となり、自分がゲーム内のキャラクターになりきって遊びます。
このためプレイ中は自分の姿が見えません。
基本の操作は、
(1)「左スティック」でキャラクターを前進させ
(2)「右スティック」で視点(銃)を動かし
(3)「左トリガー」で狙いを定め
(4)「右トリガー」で銃を発砲する
という4つになります。
「左スティック」はキャラクターを真上から見た感じ、「右スティック」は自分の視界、と捉えると分かりやすいです。
これらは概ね大体のFPSゲームで共通です。
※「視点と銃口がいつも同じ方向むいてるのはおかしくない?」というのは考えてはいけません
それ以外のいろいろな操作は、必要になったら覚えれば大丈夫です。
まずは思った通りに動けるか、狙いをつけられるかを試してみましょう。
狙いは右スティックだけでつけようとせず、大きくは右スティックで合わせ、細かくは左スティックで合わせる、というのが素早く狙いをつけるコツです。
3D酔いについて
FPSを含む一人称視点ゲームに関して、切っても切れない問題に「3D酔い」というものがあります。
これはキャラクターの視点=自分の視点であることに起因しています。
「身体が感じていること」と「頭が理解していること」とにズレが生じることで、脳が混乱することにより起こります。
車酔いと似た症状になるため「3D酔い」と呼ばれます。
なりやすい体質というものがあり、どうにもならない場合はプレイを断念しないといけないこともあります。
解消方法については、車酔いと同じです。
動く車内で読書をすると誰でも酔いますが、遠くの景色を見ていると酔いません。
FPSでは、手前を見ずに、奥を見るようにしましょう。
ちょうど銃の弾が飛んでいく先です(『MWII』にはそれをサポートするよう、画面中央に点を表示するオプション設定があります)。
周りの風景や、画面上にいろいろ表示されているマップなどは、ぼんやり周辺視をするに留めます。
ぼんやり何か変化があった際に、ちらっと視線で注視するだけにし、異常が無ければまた視線を中央に戻します。
顔は画面正面に据えて動かさず、視線だけを動かすように。
これで目と脳の認識のズレは少なくなるはずです。
もし気分が悪くなったなと思った際は、ムリをせず中断しましょう。
間を開けてプレイを繰り返しているうちに、いずれ酔いにくい体質になるでしょう。
なお本作には三人称視点のモード「サード・パーソン・モッシュピット」もあるので、どうしても酔うけど遊びたい!という時はそちらを試してみると良いかもしれません。
はじめてのMWII 取り扱い説明書
プレイの流れ
動かし方を覚えたら、いざ実戦です。
まずはマルチプレイのチームデスマッチに行ってみましょう。
「クイックプレイ」の「フィルター」で、「チームデスマッチ」のみにチェックマークを付け、それ以外は外します。そして「プレイ」。
マルチプレイのやりかた
対戦がスタートしたら、味方についていきます。
よく観察して、同じ動きをしてみましょう。
その人が攻撃をし始めたら、攻撃先に視界をやって(自分ではなくキャラクターの視界を右スティックで)、同じ敵を攻撃しましょう。
もしデスしたら、再度味方の近くに復活できます。
同じように近くの味方を探して、共に行動しましょう。
何度か繰り返すうちにいろいろ分かってくるので、一旦プレイをやめて休憩です。
目を酷使して慣れないことをするとどっと疲労が出ます。
一通りプレイすると、マップがどんな地形かなんとなく分かってくるでしょう。
そうしたら次は独り立ちをしてみましょう。
ミニマップに目をやると、青い矢印が動いています。
それは味方を表しています。
逆にそれ以外の動くものは敵です。
味方がいないはずの場所に人がいたら、すぐ攻撃しましょう。
敵・味方、エリア認識のやりかた
マップを頭のなかで想像して、味方のいる場所・いない場所を想像するのがFPSの移動のコツです。
マップ上で味方のいるエリア(青色)・味方のいないエリア(無色)・敵のいるエリア(赤色)をイメージしたりすると良いでしょう。
安全な場所では気を抜いて、危険な場所では警戒を強めて、メリハリをもつと長時間の連戦もできるようになります。
なるべく青色エリアが背中側にくるようにして、赤色エリアのほうを向いて行動すると、デスしにくく・キルしやすくなります。
チームデスマッチはより多く倒したほうが勝ちとルールがシンプルですが、展開がスピーディーなのでエリア想像がしにくいです。
この練習をするには「ドミネ―ション」や「ハードポイント」などの目標物のあるモードが向いています。
死んで覚えるのが対戦ゲーム
相手もプレイヤーであるマルチプレイゲームでは、先行者のほうが知識も技術もあり、はじめてのプレイヤーはどうしてもデスがかさみます。
しかし皆そうやって経験を積んで強くなってきたのです。
キルされたらキルカメラ(リプレイ)を見て、どこがまずかったのか・相手から得られるヒントは無いか確認して、次への糧にしましょう。
何度もデスして、マップを覚えて、どう動くといいか自然に浮かぶようになる頃には、あなたも立派な上級者です。
より良い動かし方など、上達のヒントについてはTips・裏技にて。
MWIIお好みモード診断
ゲームモードとしては大きく分けて、次の3種があります。
- 1人でAIの動かす敵と戦いストーリーを楽しむ「シングルプレイ(キャンペーン)」
- 自分と同じ複数のプレイヤーとネットを通じて戦い合う「マルチプレイ(オンラインプレイ)」
- 自分と同じ複数のプレイヤーとネットを通じて共にストーリーなどを楽しむ「協力プレイ(CO-OP)」
特に『MWII』のマルチプレイにはいろいろなモードがあるため、ルールを理解するのが大変。
そこでまずどのモードが自分に合っているか診断してみましょう。
お好み診断
私は…
↓
とにかくゲームが好き →Yes→ [A]へ
↓ No
戦場体験してみたい →Yes→ [B]へ
↓ No
自由な世界が好き →Yes→ [C]へ
↓ No
人づきあい好き →Yes→ 【1】へ
↓ No
【2】へ
[A]
↓
詰将棋が好き →Yes→ [A1]へ
↓ No
体を動かすのが好き →Yes→ [A2]へ
↓ No
[A3]へ
[A1]
├じっくり居飛車派→ 【3】へ
├どんどん力戦型派→ 【4】へ
└がんがん振飛車派→ 【5】へ
[A2]
├敵を倒すのが得意→ 【6】へ
└敵を倒すのが苦手→ 【7】へ
[A3]
├どちらかといえば頭脳派→ 【8】へ
└どちらかといえば肉体派→ 【9】へ
[B]
├戦車!爆発!→ 【10】へ
└銃!肉弾戦!→ 【11】へ
[C]
├冒険が好き→ 【12】へ
└戦いが好き→ 【13】へ
お好み診断結果
【1】チームデスマッチ
【2】フリー・フォー・オール
【3】サーチ・アンド・デストロイ
【4】プリズナーレスキュー
【5】ノックアウト
【6】ハードポイント
【7】キルコンファーム
【8】ヘッドクォーター
【9】ドミネーション
【10】グラウンドウォー
【11】インベージョン
【12】DMZ(WARZONE)
【13】Warzone(WARZONE)
…があなたにおすすめです!
各モードの詳しい説明はマルチプレイ ゲームモード、WARZONEにて。
FPS用語集
- ADS
- Aim Down Sight(エイムダウンサイト)。左トリガーを絞って、視界を狙いやすい状態にすること。
- FPS
- First Person Shooting (Shooter)(ファーストパーションシューティング)。一人称視点射撃ゲーム。
- fps
- frame / seconds(フレームパーセカンズ)。画面に1秒間で画像が何枚表示されるか。大きいほど滑らかで有利。小文字で書かれる場合はこちら。
- DPS
- Damage / Seconds(ダメージパーセカンズ)。瞬間火力の大きさを表す。基本的に大きいほど強いが、全弾命中した場合であり、コントロール性などは考慮されていない。
- HUD
- Head Up Display(ヘッドアップディスプレイ)。画面上に表示されている、マップなどの情報表示のこと。
- SPM
- Score / Minutes(スコアパーミニッツ)。1分間に何点を稼ぐか。大きいほど優秀なプレイヤーであることを示す。
- エイム
- Aim。攻撃したい対象を画面中央に捉え、狙いをつけること。
- キル
- kill。敵を倒すこと。←→デス
- キルレ
- kill rate(キルレート)。キル÷デス。大きいほど一方的に倒しているプレイヤーであることを示す。必ずしも強さを表さない。上げるものではなく上がるもの。
- サイト
- sight。視界。また視界を良くし狙いをつけやすくするための照準器具のこと。
- スクワッド
- squad。分隊。4名程度のプレイヤーがひとまとまりとなったチームのこと。分隊員の近くからリスポーンすることができる。
- デス
- death。敵に倒されること。←→キル
- リコイル
- Recoil。反動。それにより射撃時に銃口が持ち上がる。連射する場合、狙った所に飛ばすためには同じだけ下に向けるリコイルコントロールが必要。
- リスポン
- respawn(リスポーン)。デスした後に再度復活すること。リスボン(ポルトガルの首都)ではないので注意。
- レティクル
- reticle。照準する場所を示す十字などの表示。CoDではその広さで弾のブレ具合を表す。
- ロードアウト
- 武器や道具を組み合わせたセットのこと。あらかじめ登録しておき、キャラクターに持たせることで、簡単に特徴づけを切り替えることができる。
- 照準
- 狙いのこと。攻撃したい対象に合わせるもの。標準ではないので注意。